若林けんた
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メールマガジン 若林けんた

2021年1月4日

【新年ご挨拶】明けましておめでとうございます。

 明けましておめでとうございます。新春を健やかにお迎えの事とお慶び申し上げます。

 昨年は、百年に一度の新型コロナウイルスによるパンデミックという事態にあって、世界中がその対応に明け暮れる一年となりました。新型コロナウイルスにより犠牲になられた方のご冥福をお祈りし、今なお闘病されている方の快復を祈念いたします。

 年末には、予想も出来ないニュースが飛び込んできました。53歳と若い羽田雄一郎さん(参議院議員 長野県区)の訃報に、本当に、驚き、残念に思いました。党派は違いましたが、世代も近く、同じ時代に「明るい豊かな社会を築き上げよう」青年会議所運動も行っており、共通の友人も多くいましたので、信じられない気持ちでいっぱいでした。まだまだ、やりたい事もたくさんありましたでしょうに、ご冥福をお祈りします。基礎疾患があったとの事で、早期にお医者さんに掛かっていたらと思うと、なお残念ですが、改めて、新型コロナウイルスの怖さを実感しました。

 そうした中、自らの感染リスクを顧みず、昼夜奮闘頂いている医療従事者やエッセンシャルワーカーの皆さんへ敬意と感謝を申し上げます。首都圏を中心に感染拡大第3波の勢いが収まるどころか広がっており、最大限の警戒が必要です。長野県を始めとした地方では、それほどの広がりがある訳ではありませんが、首都圏の勢いが収まって行かないと安定しません。感染拡大地域に限定した緊急事態宣言について、早期に決断をするべきで、政府の対応に歯痒く思います。

 一方で、欧米ではワクチン接種が始まり、国内においても承認申請がなされました。日本でも、2月から接種が開始されるとの事です。暗闇の中で出口への光が見えて来ました。今の感染拡大を一刻も早く抑え込んで、ワクチン接種に繋げていき収束へ向かって行って欲しいと思います。夏には東京オリンピックが開催されます。人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として、日本から世界に発信して行きたいものです。

 パンデミックによる経済の落ち込みは大きく、取り分け、観光関連産業など地方経済に与える影響は深刻です。業種毎にきめの細かい支援策が必要であり、場合によっては、もう一度持続化給付金等の対応も必要になるかもしれません。国政復帰を果たし、先頭に立って、地域経済の再生に取組んで行きたいと思っています

 さて、今年は、衆議院議員の任期が10月には訪れるため必ず解散総選挙のある年となります。平成28年参議院選挙で議席を失って5年目を迎えています。この間、私の政治活動にご理解ご支援を頂いてきたことに心から感謝申し上げます。いよいよ決戦の時を迎えます。

 羽田雄一郎参議院議員逝去により急遽、参議院補欠選挙が4月に行われる事になりました。10月には県都長野市の市長選挙も予定されています。二つの国政選挙に、長野市長選挙と大きな政治選択の年となりました。それぞれの選挙へ積極的に応援しながら、本選となる衆議院議員選挙で、なんとしても議席奪還を果たす事が私自身の使命であると心に決めて取組んで参ります。

 長野県内5つの選挙区では、自民党公明党の与党候補と野党連合候補の一騎打ちになる構図が予測されています。共産党から立憲民主党まで、幅広く野党が結集して、政権選択を迫るというのです。前回の参議院選挙に際して、「共産党との選挙協力について、参議院選挙は政権選択ではないのだから政権構想を一つにする必要はなく問題ない」と言っていましたが、こうした発言とどう整合を取っていくのでしょうか。共産党は、野党連合政権に向けた政権構想を立憲民主党等へ呼び掛けていますが、政権選択を迫る衆議院選挙ですから、当然の申し入れであり、筋が通っています。その際、日米安保条約を否定する共産党と一緒になって、中国が強大化する我が国周辺の厳しい環境下で、どうやって、責任ある安全保障体制を創っていくのでしょうか。原子力政策と環境問題など、基本政策を擦り合わせて行く中で、政権選択を迫るに値する現実的な構想を創り上げられるのでしょうか

 そもそも、民主党政権3年間の失敗は、決められない政治というが原因でした。基本政策の違う皆さんが政権を取って、現実の政治を前に決断が出来ずに迷走した3年間。中国を始めとした周辺諸国から舐められ、米国の信頼を失い、日本が危ないと多くの人が危機感を持ちました。あの時の主要メンバーがそのまま残り、更に、共産党まで巻き込んで、日本の舵取りを任せられるでしょうか

 衆議院の任期満了に近い総選挙になるのではないかという予測の下で、一部マスコミが民主党政権成立となった平成21年総選挙の状況に近くなってきたと報道していますが、果たして、そうでしょうか。少なくとも、当時、共産党は蚊帳の外にあって、リベラル保守の結集と訴えており、一度は政権を任せてはどうかとの期待もありました。しかし、今、なんでも反対の共産党を巻き込む野党連合に、政権運営を任せようという機運は感じません。全国の政党支持率などをみても、国民は賢明な判断をする事になるでしょう。

 そうした時に、長野県の判断はどうなるかであります。全国の政党支持率が野党各党の支持率を合計しても、与党の半分となっているのに比較して、長野県内では、まさに拮抗しており、全国の流れとは違います。政府与党の政策と背を向けて、地域の課題解決が遅れていく状況を放置していて良いのでしょうか。

 確かに、安倍前総理の桜を見る会、吉川元農水大臣の収賄事件、河合参議院議員の買収問題と、政治と金に纏わる問題が噴出しています。長期政権の驕りもありましょう。古い体質を引き摺っている自民党自身の問題でもあります。こうした問題を払拭するためにも、世代交代を進めていく必要があると思います。私は、声を大にして、世代交代を進め、自民党の体質改善の先頭に立っていきたいと思います。

 全国47都道府県で比例復活を含め県庁所在地のある1区で自民党代議士が一人もいないのは長野県だけとなっています。コロナ後の社会は、国内外ともに大きく変わっていきます。北信では台風19号災害からの復興、千曲川流域の整備も抱えており、中山間地対策、インフラ整備と、課題山積です。この大事な時、是非、国政での与党議席を回復して、地域の将来に責任の持てる政治体制を取り戻して行きたいと奮闘して参ります。どうかご支援の程お願い申し上げます。

 激動の年。皆様の今年一年のご活躍ご発展を祈念して、新春に当たってのご挨拶にさせて頂きます