若林けんた
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メールマガジン 若林けんた

2021年12月1日

◆けんたのまっすぐ便◆ Vol.152 2021年12月1日発行

激戦の衆議院議員選挙を終えて、早や一か月が経ちました。
未だ御礼に伺えないところも多く、恐縮しています。
年末年始にかけて、各地を巡り、御礼ご挨拶にまわりたいと思っています。
どうかご容赦賜りますようにお願いします。

衆議院選挙が終わって、新たな議会構成の下で、岸田総理大臣の首班指名を行うための特別国会が開催された後、12月6日から始まる臨時国会が予定されています。
この間、与党自民党では、補正予算を組んで緊急経済対策を取り纏め、今は、来年度税制改正の議論が行われています。
同時に、来年度予算編成も年末に向けて始まる訳で、元々、年末は税制改正や予算編成で政策を中心に忙しい時期ではありますが、補正予算も入って、加速している感があります。
5年半のブランクを埋めながら、各種会議に出席して議論に参加していると「ああ、帰ってきたなあ」と実感します。

『参議院から衆議院に移って、どうですか』と、良く聞かれます。
本格的に委員会等が始まってから実感するのでしょうが、衆議院は縛りが無くて、比較的活動しやすいと聞いています。
まあ、段々と衆議院の水に慣れて行きたいと思います。

自民党では農林副部会長に就任し、野菜果樹畑作小委員会の事務局長を務めます。
長野県は施設園芸が全国でも有数の盛んな地域であり、果樹や野菜は、まさに貢献できる分野と思います。
一生懸命、務めて参ります。
早速、12月2日には甘味作物の政府買入価格の決定を行う重責の一端を担う事になります。
甘味作物というのは、主に、北海道や鹿児島、沖縄の離島などに多くあるサトウキビ等を指します。
台風の通り道であり、他に作物を作るのに苦労する地域だから、国境を守る意味も含んで、政府で買い取りをしています。
その買取価格を政治的に決定するのが、毎年、この時期で、一種の政治ショーにもなる訳です。
しっかりと務めて参ります。

岸田内閣は、小泉改革以来の新自由主義に基づく競争主義からの政策転換を主張して、新しい資本主義を創ると訴えています。
持続可能な経済社会実現のために進めるグリーン政策やデジタル革命の推進を行うことによって、新たなイノベーションを起こし、経済の成長を実現する。
こうして生まれた成長の果実を幅広い各層へ分配される様に政策を展開して、日本社会の強味であった分厚い中間層の再生に取組んで行きます。
自民党は、富裕層からの所得移転によって分配を求める野党の主張と違って、成長戦略によって生まれる果実を分配すると言っており、その点が、大きな違いとなっています。
今、まさに、税制改正や予算編成によって、如何に新しい資本主義を実現できるか議論をしているところであり、汗をかいているところです。

特に、昨年のデジタル庁設置に始まる諸改革によって進められるデジタル田園都市構想は、いよいよ首都圏を中心とした国づくりから、地方が主役となって行く時代へ大きく変わっていくきっかけになって行きます。
リモートワークなどが広がって行き、何処に居ても世界と繋がり多様な仕事に従事して行ける時代がやってきました。
長野県の雄大な自然環境や伝統文化に囲まれ、心豊かにプライベートを充実させながら、世界を相手に仕事が出来る。

様々な人材が全国の各地へ広がり、多様性をもった社会を創り上げていく事が次の日本の姿になって行きます。
こうした時に、オリンピック開催地であり、大自然をバックに一定の都市基盤整備が整い、新幹線で首都圏への繋がっている北信地域の持っているポテンシャルは絶大です。
私は、是非、こうした可能性を更に広げ、住みよく活力あふれる北信地域を創って参りたいと思っています。

2年続くコロナ禍にあって、漸く、ワクチン接種も進み落ち着いてきている様に思いますが、世界では、オミクロン株など変異種が報告される中、第6波の感染拡大が懸念されています。
引続き、感染防止に最大限注意を払いながら、地域経済の再生に向かって行かなくてはなりません。
来年は、一年延期された善光寺御開帳があり、県内各地の諏訪神社では御柱祭りも行われます。
地域社会再生に向けた輝かしい来年となるように、残り一か月。
師走を全力で駆け抜けて参ります。

何かと気忙しい師走です。
皆様にも、体調管理にご留意頂き、ご活躍されます事を祈念申し上げます。

衆議院議員(長野1区)
若林健太